ローリングシャッター現象についてと、その対策

By 2014年11月19日映像撮影のコツ
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ローリングシャッター現象

一眼レフで動画を撮影したときに起きるローリングシャッター現象とは、何かの速い動きを撮影したりカメラを素早く左右に振ったときに、プリンが乗ったお皿を左右に振ったときのように画面がプルンプルンと揺らぐことだ。下の動画の後半を見るとよくわかる。

ローリングシャッター現象にはもうひとつ、それほど話題にはならないがフラッシュバンデイングという症状もある。突然明かりがシーンを照らした時や、カメラのフラッシュでも起こるもので、瞬間的に画面の半分だけが暗くなったりする。
下記の動画の0:23秒あたりがわかりやすい。

Flash banding solve using Creamsource “Creamsync” from Tama Berkeljon on Vimeo.

どうしてこの用なことが起こるのか?
それは、一眼レフのカメラにはどれもCMOSセンサーが採用されていて、それは線が上ら下へと素早くスキャンする仕組みのシャッターになっているからだ。センサー全体が同時に露出されていないので、素早い動きには着いていけず、このような結果になる。
スチール撮影ではそのような現象が起きないのは、動画撮影時は電子ローリングシャッターが作動するのに対してスチールではメカシャッターが作動するからだ。

ローリングシャッターを避ける・減らす方法

最も重要なのは、当然のことだがカメラの前で何が起こるのかを把握して置くことだ。速い動きをするものが、カメラの近くにあればあるほどローリングシャッター現象が起こる可能性が高い。なので、例えばスピードがでている車が通るような道を横から映すような撮影はなるべく避けたい。それ以外にも、電車がホームに到着して出発するシーンなどもローリングシャッター現象が起こりやすい例だ。

カメラの手振れや、何かの振動も画面全体をプリンのようにゆらゆらさせるが、スタビライザー付きのOISレンズを使用すればある程度の振動や手振れは防げる。
最終手段としてはポスト編集でローリングシャッター映像を減らすことができる。Adobe Premiere CCではローリングシャッターの修復エフェクトを使えば、エフェクトパネルからタイムライン上の修復したいクリップにドラッグ&ドロップするだけでいい。

詳しいやり方はこちらのチュートリアルを見ると良いだろう。
http://tv.adobe.com/jp/watch/learn-after-effects-cs6-jp/13917/

ちなみに飛行機のプロペラを撮影してシャッタースピードを変えていくとこんな面白いローリングシャッター現象が起きる。

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