GoPro HERO4 BLACK vs SONY FDR-X1000V 比較 アクションカメラの王座を占めるのはどっち!?

By 2015年12月24日4Kカメラレビュー
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GoPro HERO4 BLACK vs SONY FDR-X1000V 比較 アクションカメラの王座を占めるのはどっち!?

これまでアクションカメラというジャンルでずっと一人勝ちしてきたGoPro(徹底レビューはこちら)。それに対抗できるレベルのアクションカメラが初めて登場した。それがSONYのFDR-X1000Vだ。そこで、GoProの最上位機種、GoPro HERO4 Black エディションとSONY FDR-X1000Vを徹底的に比較したのはカリフォルニアの映像制作グループ、Videomakerだ。今回の比較では、画質、装備、使い勝手、と三つのカテゴリにわけて検証している。(それぞれに三つサブカテゴリがある)

画質比較

ディテール

まずは映像のディテール保持の比較だ。画面中央あたりの植木に注目すると、左のGoProは葉っぱがくっついてひとかたまりにみえる。いっぽうでソニーは葉っぱ一つ一つがシャープに写っている。ディテール保持ではソニーの勝ちだろう。

カラー

次は色味の検証だ。どっちがよりリアルな色味を出してくれるのか。このテストではそれぞれのカメラでなるべくニュートラルなカラー設定にしている。GoProではprotuneのneutral設定。 ソニーはnaturalとvividの二択からnaturalを選択している。
結果、特に空の辺りでソニーの方が目でみたときにより近い色味を再現できていた。これもソニーの勝利だ。

ダイナミックレンジ

ダイナミックレンジの比較では、左側の建物の影が見えるように画面を縦に割った。影と陰ではない部分の濃さを見ると、GoProの方が圧倒的に差が少ない。つまり、更に暗いところとのレンジの区別がつくということだ。ダイナミックレンジではGoProの勝利だ。

装備

ハウジング

実際に二つのカメラをハウジングケースから取り出そうとすると、GoProのほうが遥かに取り出しやすい。ソニーのハウジングは映像のクオリティにも悪い影響を与えてしまっている。水中での映像を比較すると、階段の質感がぼやけているのかわわかる。ソニーには水中専用のケースが別売りされているが、そもそもなぜデフォルトの装備だけで水中で綺麗に撮影できないのかが疑問に残る。

マウント

ソニーは通常の三脚にマウントできるようになっている。だが若干安定性に欠けて左右に傾いてしまいがちだ。それ以前に、アクションカメラをわざわざ普通の三脚に固定するシチュエーションがあまり考えられないので、このマウントは実際のところメリットとして捉えられるかは人それぞれだろう。

アクセサリー

アクセサリーの豊富さでは流石にGoProが圧倒的なバリエーションを取り揃えている。一つのマウントに対して複数のオプションが用意されている。ソニーの方も、ほとんどのシチュエーションに適応できるようにアクセサリーが揃っているが、GoProの品揃えには敵わない。

使い勝手

メニューの操作性

どちらのカメラもwifiを使ってスマホで操作すると非常に操作がらくになる。ただ、直接本体のメニューを操作する際は、GoProの方がメニューがうまく整理されている。ソニーはGoPro以上にサブメニューが多く、慣れが必要そうだ。

ボタン

この二つのカメラはそれぞれ全く違う形状をしていて、あえて共通点をあげるとしたらボタンが3つあるというところだ。GoProには電源オフのボタンがあるが、ソニーには存在せず、メニューから電源をきることができる。ソニーのレコードロックボタンを、押すと自動的に電源が入り意図せず録画が開始してしまうことがある。GoProはwifiのオンオフも物理ボタンとして用意されているが、ソニーはこちらもメニューからアクセスしなければならない。全体的な使いやすさとしてはGoProが上だろう。


電池の持ち時間

二つのカメラを1080p 30pでの録画で検証した結果、ソニーの方が30%長く持った。ただし、別売りバッテリーの価格を比較すると、GoProは約2000円なのに対してソニーは5000円もする。撮影に求められる状況にもよるが、ここも実際GoProの勝利だ。

特殊機能

最後にこの二機種がそれぞれ独自にもっている機能の比較だ。
ソニーは、
100/60bit での録画機能
防風機能付のステレオマイク
ステディショット(手振れ補正)
ケースなしでの耐水性(水中ではない)

GoProは、
4K、2.7K、1080p、720pから選べる画像サイズ
動画とタイムラプスを同時に撮影可能
ProTune(Pro仕様のカラープロファイル)
ISOリミット
という機能が備わっている

▼SONYの防風機能の効果を検証しているが、画像ではわからないので本ページ上段に貼り付けてある映像の6:27あたりをご覧いただきたい。






▼こちらのタイムラプスの比較も画像では伝わらないので本ページ上段に貼り付けてある映像の9:27あたりをご覧いただきたい。
▼こちらはSONYの手ぶれ補正機能、ステディーショットの検証シーンだが、同じく画像では伝わらないので本ページ上段に貼り付けてある映像の9:43あたりをご覧いただきたい。Videomakerのレビューではほとんど触れられていないが、個人的にはものすごく使える機能だと思う。

まとめと感想

単純に比較エリアのカテゴリーごとにポイント制で評価を比較したら2対1でGoProの勝ちだ。(画質:SONY 装備:GoPro 使い勝手:GoPro)だが、ソニーが唯一GoProより優れている画質のエリアはカメラにとって非常に大切なところだ。それがカメラのすべてだと言っても過言ではないかもしれない。他の要素で負けているソニーは、カメラのコアとなる部分で勝っている。だがこれはアクションカメラだ。様々な特殊な用途で使われるため、単純に画質だけを優先するわけにはいかないことも多い。GoProでさえも普通の一眼レフカメラと比べると映像のオプションやコントロールがまだまだ圧倒的に少ない。なので、搭載されている一つ一つの機能の重みは一眼レフのそれとは比じゃない。本当にどちらがいいのかの判断は、あなたにしかできないだろう。

GoPro HERO4 Blackエディション

gopro hero 4 black

SONY FDR-X1000V

SONY FDR-X1000V
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