GH4で使えるオススメ映像撮影用レンズと、使えないレンズ

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GH4ベストレンズ

マイクロフォーサーズはGH4も採用している最近開発されたばかりの新しいマウントシステムで、必然的にすべてのレンズが最近のものになる。

続々とモデルが登場しており、イメージスタビライザーやオートフォーカスができる電子的に接続するアクティブタイプもあれば、マニュアルフォーカスしかないパッシブタイプも出揃っている。
中でもGH4に特におすすめなマイクロフォーサーズのレンズをまとめた。

SLR Magic 12mm F1.6 (パッシブ)

SLR magic 12mm f1.6はキャラクター性が溢れるレンズで、全開にするとユニークな写りになり、f2.8ではより通常な写りになる。GH4に取り付ければ広角レンズとして役立つが、4Kでは2.2xのクロップファクターの影響でレンズの良さが少し失われる。レンズのコントラストは低めで、若干の歪みもあるが同等のレンズのOlympus 12mm F2.0より価格が安い。Olympus 12mm F2.0も良いレンズではあるが、SLR Magicの方がフラットではなくシネマチックな写りだと感じる。

こちらのレンズは現在Amazonや楽天から簡単に入手ができないので、手に入れるとすれば、海外のサイトから取り寄せるか、中古ショップを漁るしか今のところは方法がなさそうだ。

仁太郎さんのブログや、raitankさんのブログでも紹介されているが、現在販売されているのは、ギアリング付きの新しいバージョンで見た目も変わっている。

海外から取り寄せるならここから↓
http://slrmagic.com/products/hyperprime.html

Panasonic Leica 25mm F1.4 (アクティブ)

このレンズはこれより大きいフォーサーズ規格の定番レンズがベースとなっていて、それとほとんど同じ写りとパフォーマンスをもっている。
全開では美しいコントラストで、ボケ味も均一でなめらかだ。
シャープネスも全開かf2.0では素晴らしい。
より安価で似ている写りのOlympus 25mm F1.8もオススメだが、こちらは少し遅いレンズとなっている。

この小柄なレンズは小柄なGH4に非常にマッチしている。25mmの焦点距離はGH4にとって、フルフレームに対する50mm相当なので画角が完璧で、使いやすいレンズだ。

フォーカスリングは電子制御されているタイプで、リングが直接レンズの要素を動かしはしないが、動かしたときの動作の感覚は素晴らしい。個人的にはちょっと感度が低いので、至近距離のフォーカスから無限までに決行リングを回さないといけないのだが、回したときの手ごたえ的なところは非常にスムーズで上質だ。また感度が低い分、細かい調整がしやすいのもの場合によって強みとなる。

非常に早いオートフォーカスを搭載いてして撮影中にターゲットにロックすることもできる。(個人的に動画撮影でのオートフォーカスの使用はお勧めしない)

Olympus 45mm F1.8 (アクティブ)

このレンズは低価格ながらもクオリティが高い。小さくて軽いのでバッグが既にレンズでいっぱいでも隙間に納めることができるくらいだ。
GH4で使用すると焦点距離が長くなるので、狭い室内よりは屋外や広い室内でのクローズアップの撮影に向いている。
f1.8でさえも高いコントラストとシャープネスを維持できる。
ポストで色調補正をしてもほとんどノイズはない。
Olympus 75mm F1.8 や12mm F2.0などのレンズより価格が安いのは本体がプラスチックでできているというのが主な理由かもしれない。

Olympus 75mm F1.8 (アクティブ)

これがマイクロフォーサーズのレンズの中で最もパフォーマンスが高いレンズかもしれない。
このレンズは全開にしても高いコントラストと、シャープさと綺麗なフォーカスのロールオフ、そして美しいボケ味が特徴の非常に優れたポートレート用のレンズだ。
その良さを活かすには焦点距離がキーとなる。狭い場所ではフレーミングが限られてくるので、屋外などで被写体から離れて撮影すると、マイクロフォーサーズではなくフルフレームのような画が撮れる。
このレンズの写り方はPanasonic Leica 25mm F1.4と比べると全く別物だ。
25mmは多芸で屋内でも役立つ。一方75mmは正しい環境でしか使えないが、上手く使えばその美しさを超えることは難しい。
全開の状態で、他のレンズのf5.6くらいの感じだ。速いアパチャは被写界深度を浅くするのにも、暗い場所での撮影にも適している。ボケ味もなめらかで且つ個性的だ。

レンズ本体はアルミで出来ていてしっかりしているが重くはない。
45mm F1.8にくらべると大分大きいが、それでも大抵のフルフレームズームレンズやテレフォトレンズに比べると小さい。

GH4の小さく軽いボディに100mm以上のレンズを使用すると、安定させるのが大変になってくる。三脚にしっかり固定していてもちょっとした風でズレてしまったりする。
そもそもこのレンズ以上の焦点距離が必要になることはほとんどないので、大抵の遠距離ショットはこれを使っている。
このレンズのフォーカスリングは電子制御されていて、操作がものすごく軽い。
手で握った感覚もしっくりくるサイズだ。
スチール撮影でAFを使うと暗い場所でもかなり素早く正確にピントを合わせてくれる。

M43以外のレンズを使うならSpeed Booster

Metabones Speed Boosterは現在Nikon、Leica R、Contax Yashica an、Canon FDマウントをマイクロフォーサーズに変換するものが発売されていて、EFマウントも近日中に発表されるとのことだ。これらのアダプターはレンズとカメラの間に挟んでフォーカルリデューサーとして機能する。フォーカルリデューサーは、レンズが映し出す画を縮小してセンサーへ送ることよって、センサーにはより広い画角を写すことができる。テレフォトコンバーターの逆だ。

テレフォトコンバーターは焦点距離を伸ばしてアパチャが暗くなるが、Speed Boosterは焦点距離が広げてアパチャは1 stop以上明るくなる。
暗い場所で有利になり、被写界深度も浅くなる。

Canon 5D markIIIなどのフルフレームカメラに比べると、GH4のセンサーは4Kで2.2xものクロップファクターがあり、1080pでも2.0xだ。
だがここでMetabones Speed Boosterを挟むと4Kで1.56x、1080pで1.4xまで画角が広がる。このクロップファクターは、ハリウッドのスタンダード、Super 35mmとほぼ同じくらいだ。(Arri Alexa、Canon C500など)。一方、Canon APS-CスチールDSLRは1.6xでNikonのDX DSLRも1.5xのクロップファクターなので、その二つには勝てる。

ちなみにGH4専用なmetabones アダプターも近日発表予定とのことで、4Kで1.4x、1080pで1.3xになってAPS-Hサイズに近づくことになる。

Speed Boosterによる1stop分の明るさ増しは、f2.0からf1.4への変化同等のものだから、かなりの違いがある。

レンズの焦点距離とアパチャの計算は単純に0.71を掛ければいいだけだ。

Metabones Speed BoosterはGH4に非常にお勧めの装備だ。

その他のアダプター

パッシブマウントのアダプターは、カメラとレンズを電子的に接続しないタイプのことだ。
80年代〜90年代のCanonのEFレンズを省いて、20世紀に発表されたレンズのほとんどは電子制御されていなかったので、昔のレンズはパッシブアダプターで使っても問題がない。
当時のレンズはマニュアルフォーカスリングとマニュアルアパチャリングがあるだけで、オートフォーカスやイメージスタビライザーという機能はなかった。

Canon EF (パッシブ)

これ一つで、Nikon、Olympus OM、Leica R、Contax Yashica、M42、Pentaxも着けられるのでほぼユニバーサルなアダプターだと言える。
但し、最近のEFレンズは正常に機能するためには電子接続が必要で、パッシブアダプタではアパチャも変えられない。
これらのレンズを使用するならアクティブアダプターが必要だ。

Canon FD

これはCanonのEFマウントが主流になる前のCanonのスタンダードマウントだった。主に60年代〜80年代のレンズに多いが、当時のレンズは今でも評価が高い。デジタル一眼では使用できないので、マイクロフォーサーズユーザーはお手頃の価格で入手できる。

Nikon F mount

Nikon Fマウントは昔からほとんど変わらないままだが、Nikon Gレンズ向けの電子接続とアパチャコントロールが加わった。
形状としては60年代から変わっていないので、最もシンプルなNikonアダプターでも形としてはマウントすることはできるが、近年のGレンズを使用するとしたら、Nikon Gマウントアダプターが必要だ。
逆に昔のNikon AIやAISレンズはGH4にアダプター取り付ければ、マニュアル露出モードで問題なく動画撮影ができる。
NikonのアダプターはNikon以外の多くのレンズにも対応しているので良い投資になる。シグマやSAMYANGなどのサードパーティのレンズを使用するならCanonマウントではなくNikonマウントを選ぼう。CanonマウントはCanonEFレンズしか電子制御できないが、Nikonマウントはそれができる。
ちなみにNikonのレンズにはフルフレームレンズのFXと、APS-Cに収まるレンズのDXというのに分かれるが、GH4のセンサーはDXのものもりも更に小さいので、どのレンズも問題なく使用できる。

Contax Yashica

フィルムカメラの時代に作られたフルフレームSLRカメラ向けのレンズで、元々はドイツのcarl zeissによって作られていたが、後ほど日本での製造になった。秀逸なレンズが多数ある。
GH4にもベーシックなbayonetマウントアダプターで取り付けができる。

M42

基本的なネジ式のマウントで、20世紀にフィルムカメラで幅広く使われて来た。PENTAX、helios、USSRのレンズの多くはこのマウントを採用していて、こちらもGH4に簡単に取り付けが可能だ。

PK mount (Pentax)

PENTAXのレンズにはリアにはみ出しているレバーがあることが多く、DSLRのミラーにぶつかってしまうケースもあるのだが、GH4にはミラーがなく、センサーまでの距離もそれなりにあるので問題なく取り付けが可能だ。

Leica M mount

これは、LeicaのRangefinderボディ向けのレンズのマウントだ。他のマウントに比べて薄いマウントアダプターになっている。

Olympus Pen F

これは凄くコンパクトなハーフフレームなレンジファインダースタイルのレンズで、GH4の2x クロップファクターにピッタリだ。
アダプター自体もとても薄く、画質は良いが、かまえるのが難しい。

Olympus OM

これはもう製造終了しているOLYMPUSのSLRマウントだ。最近のOM Dとはまた別物だ。
OM レンズは人気が高く、特に55mm f1.2は好評だ。NikonのFXレンズと同じく、フルフレームのレンズなので、Canon 5D mark IIIでも使用できる。

C-mount

過去に多くの16mmとsuper 16mmの映画用カメラのスタンダードマウントとして使用されてきたが、現在でもCCTVのカメラのレンズマウントとして使用され続けている。
最近のC-mountのレンズもGH4と相性が良いものがあるが、Super 16mmのビンテージレンズの方がオススメだ。 Super 8はGH4のセンサー全体をカバーできず、ほとんどの16mmズームレンズもビネットがついくがEx-Teleクロップモードでなら使える。16mmのレンズで25mm以上の長さのものはGH4のセンサーの全体を埋めることができる。

Four Thirds (PanasonicとOlympus)

マイクロフォーサーズが出る前は、パナソニックもオリンパスもこのフォーサーズマウントをスタンダードにしていた。
Panasonicより公式のマウントアダプターが出ているのでそれを使えばGH4でもフォーサーズのレンズを問題なく使用できる。

GH4では使用できないレンズ

• Sony FEマウントレンズ(ミラーレスフルフレーム)
• Fuji Xマウントレンズ (ミラーレス)
• Samsungマウントレンズ(ミラーレス)
• Nikon 1マウントレンズ(ミラーレス)
• Pentax Qマウントレンズ
• 一部のCマウントレンズ (無限遠不可能、センサーサイズに合わない)!

GH4には取りつけることができないレンズも存在する。
レンズがGH4に対応できない理由としてありえるのは、まずレンズのフランジからセンサーまでの距離がGH4よりも短いもの向けに作られたレンズだと使えない。
例えばSonyのEマウントはフランジ距離が18mmしかないので、GH4(20mm)では無限遠にできなくなる。
レンズがGH4に対応できない理由としてもう一つありえるのは、電子制御だ。多くのミラーレスレンズは電子的にアパチャなどをコントロールしていて、
GH4のボディと上手くコミュニケーションがとれない場合がある。また、最後のパターンとして例えばNikon 1シリーズのCXレンズはGH4のセンサーサイズ全体を埋める大きさじゃないので使えない。

C-mountについて

Super 16mmと16mmのCマウントレンズはGH4に物理的にマウントできても、無限遠にできなかったり、センサー全体をカバーできなかったりする。
このようなレンズをGH4のセンサーよりも小さいカメラ向けに作られているんで、画面の端の方の映りがあまり良くない。

そのような問題がないレンズもあるが、価格がかなり高くなり、コストパフォーマンスが良いとは言い難い。

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