【GH4】録画方式、ファイル形式、フレームレートの解説

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gh4ファイル形式

GH4は、H.264コーデックを使って動画のエンコードと圧縮を行っている。ファイル形式は、AVCHD、MP4、MOVの三つから選択できる。
各ファイルフォーマットでそれぞれ別々のH.264コーデックの設定をもっていて、それぞれ違う品質になっている。
MP4に関しては2種類ある。ひとつは非常に軽い確認用のものと、もうひとつはPremiereなどで編集するための高いビットレートのものだ。
MOV形式は、アップルのQuicktimeのコーデックで、マックでFinal Cut Pro Xなどを使って編集する際に便利だ。
ファイル形式の選択は動画メニューの「記録方式」から変更できる。その下の「画質設定」で解像度とビットレートの変更が可能だ。

MP4 (ACC と LPCM モード)

MP4(AAC)形式はウィンドウズPCで再生するのに最適で、MP4(LPCM)はPCで編集するのに最適なファイル形式だ。
後者のほうが高いビットレート圧縮で1080pが録画されるので、前者よりも画質が良い。MP4(AAC)のほうは1080p/60pで最大28Mbit/sだ。ただし、どちらのMP4の設定にしろ、4K動画は最上の100Mbit/sで記録される。

MOV

MOV形式は、MacユーザーでFinal Cut Pro Xなどのソフトで編集を行う場合に最適なファイル形式だ。
動画の画質はMP4(LPCM)とまったく同じである。

AVCHD

AVCHDは小さいファイルサイズで撮影したいときに使うが、4Kは撮影できない。
MP4(AAC)のように、1080pで最大28Mbit/sまでしかいけないので、MP4(LPCM)やMOVの200Mbit/sに比べると圧倒的に画質が落ちる。

最終形式が1080pで十分のとき、カメラは4Kか1080pかどっちにするべき?

編集後に書き出すファイルが1080pだとしても、4Kで撮影したほうが映像が綺麗になる。
それは、4Kで撮影しているときはカメラのセンサーのすべてのピクセルで録画するのに対して、1080pでは「ピクセルビニング」といって、いくつかのピクセルの部分集合の平均で記録されるからだ。

つまり画像処理機能に達するまえにカメラ内でほとんどの情報が切捨てられていることになる。
結果的に1080pでの録画ではモアレやアイリアスの問題が時々起こるが、4Kで撮影すれば全くない。
また、4Kの素材があれば、ポスト編集で1080pサイズにクロップすることができるので、画質を損なわずに理想的なフレーミングをすることが可能だという点もかなり便利だ。
高いISO設定では、4Kの素材のほうがノイズが少なく、グラデーションもよりスムーズに映る。

但し、1080pで撮影することにも実はメリットがある。

一つは、MP4(LPCM)とMOVモードで、解像度が1080/24/25pで100Mbit/s以下の設定でに限るが、フレームレート96fpsの超スローモーションが撮れる。

二つ目は、60pのフレームレートも1080pで撮影することができ、こちらもポスト編集でスローモーションにすることができる。

最後に、1080pで撮影するときはALL-I録画のオプションがある。通常、コーデックがフレームとフレームの間の動きを複雑なアルゴリズムを使って計算して圧縮する。結果、本物のフレーム”I”と”I”の間に”B”や”P”と呼ばれる架空のフレームが追加される。ALL-I録画だとIフレームのみで動画を構成するのでその分素早い動きのモーションブラーが綺麗になるが、映像をクオリティを保つために高いビットレートに設定する必要がある。
ALL-I録画は、三脚を使った動きが少ない映像を撮りたい人や、1080pのファイルサイズの小ささを重視している人にはオススメできない。

4KとUltra HDの違い

GH4で4K撮影をするに当たって、2種類の画質から選択ができる。どちらもビットレートは100mbit/sと同じだが、解像度の幅がとアスペクトレシオが違い、それぞれで使えるフレームレートも違う。

• Cinema 4K (DCI Academy 1.85:1) 4096 x 2160 は、24fps (24p)
• Ultra HD (UHD 16:9) 3840 x 2160 は 24、25、30fps

Ultra HDはテレビのスタンダードであり、アスペクトレシオは16:9だ。25pか30pのフレームレートでの撮影はこのultra HDでのみ可能だ。
Cinema 4Kのほうは、一般的な16:9のアスペクトレシオよりも少し幅が広い。映画を撮影したい人はこちらのオプションを使うといいが、普通のテレビやYouTubeなどで見ると上下に黒い線が入る。これを無くすためには単純に3840×2160のシーケンスに配置して書き出せばいいだけなのだが、必然的に左右の映像が少しだけ削られる。

メモ: cinema 4kはカメラのメニューでシステム周波数を24pに設定していないと選択ができない。

フレームレート解説

世界中どこでもシネマのスタンダードフレームレートは24pだ。そしてNTSCビデオスタンダードは30pでPALビデオスタンダードは25pである。
PALリージョンの国で1/50以外のシャッタースピードを使うときは、25pで撮影しなければならない。
なぜなら、PAL 50hzの電力の電気を24pで撮影すると、フリッカー現象が起きて画面がチカチカするからだ。
1/50か1/100以外のシャッタースピードだと特にちらつきが酷くなる。
シャッタースピードは1/50にして24pで撮影すればほとんどの場合問題を解決してくれるが、更にシンクロスキャンを使ってフリッカー対策することができる。これについてはまた後日書こうと思う。

▼フリッカー現象の動画

見栄え的には、1/48か1/50が一番おすすめだ。もしモーションブラーを少なくするためにシャッタースピードを上げたいところで1/80から1/200等で撮影するときはフレームレートをそこの国のリージョンに合わせておくことをオススメする。

PALリージョン(25p):イギリス、ヨーロッパー、中国
NTSCリージョン(30p):日本、アメリカ

「24p」や「25p」の「p」はProgressiveの略で、一つ一つのフレームが丸ごと一気に切り替わるという意味だ。
それに大して「1080i」等の「i」はInterlacingの略で、スキャナーのように一辺から捲れるようにフレームが切り替わる。
ちなみに1080iは24pの映画らしさに欠けていて、最近ではほとんど使われることも少ない。
もし最上の画質を求めているのであればAVCHDの1080iモードは使ってはいけない。

「24p」の数字の部分は、フレームレートを表している。フレームレートは1秒間に何フレーム記録するかだ。
24pは映画特有のパキパキとした動きの映りが特徴だ。対して、30pや60pはホームビデオや、スポーツ生中継のような映り方になる。

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