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一眼レフカメラでの動画撮影入門講座 第8章 【画角と焦点距離とは】

画角と焦点距離

画角とはカメラで撮影される画像に映し出される範囲を角度で表したものである。単純に画角、と言われる場合には、画面の対角線に対応する角度のことを言われる場合が多い。焦点距離とは、レンズの光学的な意味での中心を表す主点から、レンズに入射した光が一点に集まる焦点までの距離を表す。

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この二つは写真においては相関関係があり、あるカメラにおける画角を決める要素の一つが焦点距離となっている。その他の要素としては、フィルム/イメージセンサーのサイズ、レンズの歪みの度合いが存在する。基本的には焦点距離と画角とは反比例のような関係があり、焦点距離のより長いレンズのほうが画角は狭くなる。逆に焦点距離が短くなると、画角は広くなるということである。

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画角によってレンズの種類を分類すると、おおまかには以下のような分類となる。

・超広角レンズ 100度以上の画角を持つもの
・広角レンズ 60度から100度の画角を持つもの
・標準レンズ 50度前後の画角を持つもの
・望遠レンズ 30度程度から10度程度の画角を持つもの
・超望遠レンズ 8度以下の画角を持つもの

フィルムカメラの時代にはフィルムの多くが35mmフィルムであったため、レンズの焦点距離でほぼそのレンズの性格が判別出来たのだが、デジタルカメラの時代になってイメージセンサーのサイズが多種多様となってきたために、レンズの焦点距離だけからでは単純にレンズの性格を判断することが難しくなっている。

画角は焦点距離だけでなくイメージセンサーのサイズによっても変化すると記したが、実際にはその表現は35mmフィルムのサイズの場合に換算して表記されることが多い。それが「35mmフルサイズ換算」といった言葉で示される値である。例えは焦点距離50mmのレンズは35mmフルサイズでは、46.8度の画角を持つ標準レンズと呼ばれるが、イメージセンサーのサイズがその1/1.5の大きさである「APS-Cサイズ」と呼ばれるカメラにおいては、「35mmフルサイズ換算」で75mm相当の(中)望遠レンズとなる。


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