SONY内部対決! a7RⅡ 対 a7S

By 2015年12月26日未分類
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SONY内部対決! a7RⅡ 対 a7S

最近SONYが立て続けに発表をしているa7シリーズのミラーレス一眼に注目をしていないカメラマンはいないのではないだろうか。ただ、どんどん似たような名前の機種が増えてきて、どれがどれだかわからなくなってきた気もする。そこで今日はSONY a7Sと新しいa7RIIの比較をしているVideomakerによるレポートを紹介する。

二つのカメラの違い

二つのカメラは一見同じに見えるが、並べて比べるといくつか違いがある。a7R IIの方が若干厚みがあり、マットフィニッシュになっているのに対して、a7Sはポリッシュ加工されている。また、a7sには右上にカスタムファンクションボタンが一つついているが、a7R IIは二つついている。二機種ともメモリーカードスロットの位置は同じだが、若干差し込むアングルが違う。ビューファインダーは全く同じだ。メニューに関してはほぼ同じだが、a7R IIではステディショットなどの新しいオプションが追加されている。a7Sユーザーならすぐにa7r IIのメニューを思い通りに操作できるだろう。そしてこの二つのカメラの最大の違いは、a7R IIではそのまま4Kで撮影ができるという点だ。a7Sでは別途、外部レコーダーが必要だ。



どちらのカメラが優れているのか?

その比較をするためにVideomakerは、両方のカメラで様々なシチュエーションで4K撮影し検証している。a7SにはPIX E5を外部レコーダーとして使用し、コストパフォーマンスを測る際はその合計価格を参考にしている。

両方ともスチルカメラではあるが、この検証比較は完全に動画撮影専用のものとなっている。a7Sのセンサーは12.4メガピクセルなのに対して、a7R IIは43メガピクセルのセンサーを内蔵しているので、スチルカメラとしてはa7R IIが上位モデルだということは明らかだ。ただし、センサーの大きさ自体はほぼ互角だ。両方のカメラでフルフレームとsuper35モードで撮影を切り替えることができる。


ノイズテスト

a7Sの最大の強みは、暗いシーンでのノイズの少なさだ。それにa7rがどう対抗できるのか見ていこう。二つのカメラは同じ大きさのセンサーなのに、a7R IIは約4倍ものピクセルを詰め込んでいるので、a7R IIの方がノイズには弱いはずだ。















結果は予想どおりa7Sの勝利だ。ただ、a7RIIも他のメーカーのカメラに比べるとかなり優秀ではないだろうか。

画質(ダイナミックレンジとディテール)

a7Sはノイズに強いだけでなく、小型カメラのなかではトップクラスのシネマカメラでもある。ダイナミックレンジもsLOGを使えば14ステップとかなり広い。ソニーによると、a7R IIもそれと互角のダイナミックレンジを備えているとのことだ。Videomakerの検証ではどちらのカメラも1ステップ露出オーバーにしたときが最も良く映っている。





ほかのカメラであれば黒つぶれや白飛びしてしまうような過激なハイライトやシャドーがあるシーンでの撮影でも、この二機種はしっかりとディテールを保持していた。

両方のカメラなメニューから「ディテール」のレベルを最低に設定したところ、それなりにシャープさを保った映像な撮れた。なにより特筆すべきは、両方とも全くモアレが映らなかったことだ。




暗いシーン以外での撮影では、どちらのカメラもほぼ互角のクオリティーの映像になっている。実際、ふたつ並べて比べてもどっちがどっちなのかわからないレベルだ。

ネイティブISO

イメージクオリティーの面で最大の違いはというと、sLOGのネイティブISOがa7sでは3200なのにたいして、a7rは800になっているというところだ。この違いはかなり大きい。a7sでは被写界深度が失われていたシーンでもa7rは被写界深度を維持でき流ようになったている。

ローリングシャッター

ローリングシャッターの問題は映像を撮影するひとにとって長年の問題だ。
▼クロップモードでa7R IIとa7Sでのローリングシャッターを比較すると、若干a7Sの方が軽減されていた。

▼たがフルフレームでの比較では、ほぼ同じレベルだ。この微かな違いを理由にa7Sを選ぶほどではない。

オートフォーカス・フォーカストラッキング

ではふたつのカメラのフォーカススピードとフォーカストラッキングの精度を比べてみよう。画像だけでは伝わらないので、ページ上段の動画の5:34あたりをご覧いただきたい。それを見ると、a7R IIの方がフォーカス速度が断然早いことがわかる。a7Sは、フォーカスに近づいたときに何度か行ったり来たりの調整が発生している。

フォーカストラッキングでも同じくa7R IIの圧勝だ。カメラを被写体からゆっくり遠ざけていくとa7R IIでは常にピントがあっているのにたいして、a7Sはピントを合わせるのにすごく長い時間がかかっている。

手ぶれ補正(ステディショット)

a7R IIに新しく搭載された機能として、ソニー独自の手ぶれ補正機能「ステディショット」がある。なにやらこの機能はセンサーに埋め込まれているらしく、メニュー画面からon offを切り替えられるようになっている。これはただのマーケティングに使うためのうたい文句に過ぎないのか、それとも実際効果があるのか?検証結果は動画の6:34を見て欲しい。

左側が手持ちのa7Sで右側がステディショットを有効にしたa7R IIだ。手持ちの撮影特有の細かい揺れがかなり緩和されていることが一目瞭然だ。(動画での確認を推奨)

まとめ

いかがだっただろうか?きっとここで勝者をはっきり選ぶことが求められるのだろうが、実際用途によってどっちが良いのかがわかれる。もし、夜や洞窟など暗いシーンを撮影したいなら他のどのカメラよりもa7Sを選ぶべきだ。だが、もし暗いシーンでの撮影があなたにとって重要ではないのであれば、a7R IIがベターだろう。価格的には約10万円ほどの差があるが、外部レコーダーなしで4K撮影ができ、更に優秀な手ぶれ補正機能もついてくる。sLOGのベースISOも800であることも大変ありがたい。

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ソニー デジタル一眼カメラ「α7RII」ボディ ILCE-7SM2

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